無料で使える3Dモデリングソフト「Autodesk 123D Design」の使い方

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本記事では、フリーの3Dモデリングソフトのひとつ「Autodesk 123D Design」(以下、「123D Design」と呼ぶ)の使い方を説明していきます。123D Designは、Autodesk社が提供している3Dモデリングソフトで、基本的な機能は無料で使うことができます。

123D Designは、フリー、強力かつシンプルな3D作成および編集のためのツールで、多くの新しい3Dプリンターをサポートしています。(筆者訳)

123D Design is a free, powerful, yet simple 3D creation and editing tool which supports many new 3D printers.
(出典:Autodesk 123D Design

123D Designのダウンロード

123D Designは、以下のウェブサイトからダウンロードできます。現在のところ、Windows版、Mac版、iPad版が提供されています。

Autodesk 123D Design

Autodesk 123d designのダウンロード

Windows版では、インストーラの実行ファイルがダウンロードだれます。Mac版およびiPad版では、iTunesストアを経由してアプリケーションがダウンロードされます。

123D Designの起動

インストールが完了したら、123D Designを起動してみましょう。以下のような画面が立ち上がります。123D Designでは、この画面でモデリングを行っていきます。

Autodesk 123d design起動後の画面

以下、上の図に示したモデリングに用いられる1〜10のメニューについて、機能を説明していきます。

①Primitives

Primitives」では、ソリッド(立体のモデル)やスケッチ(平面のモデル)を作成することができます。

Autodesk 123d design primitives

Primitivesのメニューをクリックすると、以下のようなメニューバーが展開されます。

Primitivesのメニュー

左側5個のメニューではソリッドの作成を行います。左からそれぞれ、Box(直方体)、Sphere(球)、Cylinder(円柱)、Cone(円錐)、Torus(トーラス)の追加となっています。

右側5個のメニューではスケッチの作成を行います。左からそれぞれ、Rectangle(長方形)、Circle(円)、Ellipse(楕円)、Polygon(多角形)の追加となっています。

ここで追加したソリッドやスケッチについては、追加後に選択することで、拡大縮小などの編集を行うことができます。

②Sketch

Sketch」では、スケッチや曲線の作成と編集を行うことができます。Primitivesでもスケッチを作成することができましたが、ここでは少しだけ異なる方法でスケッチを作成できます。

Autodesk 123d design sketch

Sketchのメニューをクリックすると、以下のようなメニューバーが展開されます。

Sketchのメニュー

左側4個のメニューでは、スケッチの作成を行います。左からそれぞれ、Rectangle(長方形)、Circle(円)、Ellipse(楕円)、Polygon(多角形)の追加となっています。

中央4個のメニューでは、曲線の作成を行います。左からそれぞれPolyline、(複数の線分で構成される閉じた図形)、Spline(滑らかな曲線で構成される閉じた図形)、Two Point Arc(2点を通る曲線)、Three Point Arc(3点を通る曲線)の追加となっています。Two Point Arcでは、円の中心と円周上の1点を選択後、曲線の長さを設定します。Three Point Arcでは、円周上の3点を選択後、すぐに曲線が作成されます。

右側4個のメニューでは、スケッチと曲線の編集を行います。左からそれぞれ、Sketch Fillet(スケッチの面とり)、Trim(直線・曲線のトリミング)、Extend(直線・曲線の延長)、Offset(オフセット)、Project(投影)になっています。

③Construct

Construct」では、ソリッドのフェースやスケッチの押し出しなどにより、少しだけ複雑なソリッドを作成します。

Autodesk 123d design Construct

Sketchのメニューをクリックすると、以下のようなメニューバーが展開されます。左側から、Extrude、Sweep、Revolve、Loftです。

Constructのメニュー

Extrudeでは、フェースやスケッチの押し出しを行います。フェースやスケッチなどの平面を直線上に動かして、その経路上に新たなソリッドを作成します。

Sweepでは、フェースやスケッチをあらかじめ作成しておいた直線または曲線上に動かして、その経路上に新たなソリッドを作成します。

Revolveでは、フェースやスケッチを回転させて、その経路上に新たなソリッドを作成します。

Loftでは、ふたつのフェースやスケッチの間を滑らかに埋めるようなソリッドを作成します。あらかじめ、フェースやスケッチを準備しておく必要があります。

④Modify

Modify」では、ソリッドの複雑な編集を行います。

Autodesk 123d design modify

Modifyをクリックすると、以下のメニューが展開されます。

Autodesk 123d design Modifyのメニュー

左側3個のメニューは、それぞれPress Pull、Tweak、Split Faceです。Press Pullでは、ソリッドの縮小を行います。Tweakでは、ソリッドのフェースを傾けることができます。Split Faceでは、あらかじめ用意しておいた直線や曲線を用いて、フェースを分割することができます。

中央2個のメニューは、それぞれFillet、Chamferです。Filletを用いるとソリッドの角を丸く面とりすることができます。一方、Chamferを用いるとソリッドの角を平たく面とりすることができます。

右側2個のメニューは、それぞれSplit Solid、Shellです。Split Solidでは、スケッチまたはソリッドを用いてソリッドの分割を行います。Shellでは、ソリッドのくり抜きを行います。

⑤Pattern

Pattern」では、ソリッドのコピーを行います。

Autodesk 123d design pattern

Patternをクリックすると、以下のメニューが展開されます。

Patternのメニュー

左側から、Rectangular Pattern、Circular Pattern、Path Pattern、Mirrorです。Rectangular Patternでは長方形の周上、Circular Patternでは円周上、Path Patternでは線上にソリッドのコピーを作成します。Mirrorでは、ソリッドを鏡に映したような位置にコピーを作成します。

⑥Grouping

Grouping」では、オブジェクトのグループ化およびグループ化の解除を行います。オブジェクトをグループ化することで、複数のオブジェクトに対する処理(例えば移動やコピー)を同時に行うことができるようになります。

⑦Combine

Combine」では、ソリッドの結合や、重なっている部分の削除などを行います。

Autodesk 123d design combine

Patternをクリックすると、以下のメニューが展開されます。

Combineのメニュー

左側から、Merge、Subtract、Intersectです。Mergeでは、2つ以上のソリッドを合体させて1つのソリッドにします。Subtractでは、はじめに選択したソリッドから、ふたつめに選択したソリッドと重なっている部分を削除します。Intersectでは、選択したソリッドの重なっている部分のみがソリッドとして残ります。

⑧Adjust

Adjust」には、ふたつの機能があります。ひとつめはMeasureで、オブジェクトの寸法を測定します。ふたつめはRulerで、オブジェクト間の距離を測定します。

⑨Text

Text」では、文字の挿入を行うことができます。Textで作成した文字は、例えばExtrudeを行うことで、ソリッドに変換することが可能です。

Autodesk 123d design text

⑩Snap

Snap」を使うと、ひとつのオブジェクトを別のオブジェクトの表面にぴったりとくっつけることができます。

Autodesk 123D Designの基本的な機能の説明は以上です。これで今日からバリバリとモデリングできますね!

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