2022年の振り返り
目次
さて、はやいもので2022年も終わろうとしております。毎年恒例の振り返りを行いたいと思います。仕事についてはあまり書くこともないので、主にプライベートについてです。
昨年、一昨年の振り返りはこちらです。
2022年1月
- Ruby on Rails、Heroku、RSpec、GitHub Actionsあたりをまとめて触っていました。Railsは折に触れて触っていますが、特に何も作ることがないです。
- AWS Code PipelineでのCIなども触っていました。
- Hugoで作っている本ブログのリニューアルなどもしてました。
- 読んだ本(のうちメモの残っているもの)は以下の三冊です。
- クリーンコーダー
- Advanced Android App Architecture
- Kotlin Design Patterns and Best Practices
- 書いたブログ記事は7本です。この頃は頑張ってブログを書いていました。 -[Android] UseCaseの実装 -[Android] OkHttpのMockWebServerを用いた、OkHttp + Retrofitのユニットテスト -[Android] SnackbarをBuilderパターンっぽく表示したい -[Kotlin] sealed classに親しむ -[Kotlin] 「何もしない」関数をいい感じに書きたい -何故、依存性注入(DI)するのか -[Architecture] Advanced Android App Architectureを読みました
2022年2月
- RubyのプロジェクトをCodeCovでカバレッジ計測できるようにしてました。
- 引き続き、AWSをちょこちょこ触ってました。
- 趣味のAndroidアプリ(未完🍊)を作ってたりしました。
- 外資のコーディング試験のための大慌てでコーディング試験の対策をしてたりしました。
- 書いたブログ記事は4本です。
2022年3月
- Ruby on Railsを触ったり、「RubyでつくるRuby」の写経をしていたり、引き続きRubyをやっていました。仕事で書かないのにRuby好きだな自分。
- フラー株式会社とちゅらデータ株式会社の合同勉強会で、Kotlinのifを愛でるというタイトルで登壇してました。
- 引き続き外資のコーディング試験のため大慌てで(略)。
- Kotlin Multiplatform Mobileをちょっとお試ししていたような気もします。
- 読んだ本は以下です。
- Googleのソフトウェアエンジニアリング
- 書いたブログ記事は3本です。
2022年4月
- この頃、現職にモバイルアプリケーションアーキテクトとして入社することを決めていたので、ソフトウェアのアーキテクチャ・設計に関する本をよく読んでました。良かったのはこのあたりです。
- 実践テスト駆動開発
- オブジェクト指向設計入門ガイド
- ソフトウェアのアーキテクチャの基礎
- 進化的アーキテクチャ
- 「コンピュータシステムの理論と実装」を再び始めました。
- 書いたブログ記事は1本です。
2022年5月
- 引き続き、「コンピュータシステムの理論と実装」をやってました。
- 簡単な計算式のパーサとそれを用いた計算機を作ったりしてました。「コンピュータシステムの理論と実装」でやっていた内容を使ってAndroidアプリを作ってみよう、みたいな感じのモチベーションだったと思います。
- あと、DockerやElixirに触れてました。
- GitHub as a Text Strage活動をしていて、過去の登壇スライドをMarkdown化してGitHubのリポジトリにまとめたりしてました。
- 読んだ本はこのあたり。Elixirを書いていて、関数型に目覚めていたんだと思います。
- 良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門
- Scala スケーラブルプログラミング
- 書いたブログ記事は2本です。
2022年6月
- U-NEXTさん主催の勉強会で、会社のGitHub Actionを完全停止させるところだった話で登壇しました。気を付けましょう。
- 個人的に気になっていたUniflowというライブラリを味見してみて、なるほどMVIとなっていました。
- マイクロサービスに興味を持っていたようです。読んだ本。
- モノリスからマイクロサービスへ
- 書いたブログ記事は1本です。
2022年7月
- mermaid.jsにハマっていたのがこの頃だった気がします。
- GitHub Actionsで独自のActionを書くのをやってました。
- 技術書典13にサークル参加することにしたので、ここからおよそ2か月の執筆期間が始まりました。
2022年8月
- 前職であるフラー株式会社を退職しました。
- ChatworkのグループチャットにGitHub Actionからメッセージを送るAction、Chatwork Messaging Actionを作って公開しました。
- 引き続き、技術書典13の執筆を頑張ってました。
- Railsチュートリアルに手をつけ始めました。
- 読んだ本は以下。
- Philosophy of Software Design
- 書いたブログ記事は4本です。キャリアのことを考えていた模様です。
2022年9月
- 現職にモバイルアプリケーションアーキテクトとして入社しました。
- Railsチュートリアルを終えました。
- 技術書典13で「Android ユニットテスト ヒッチハイク・ガイド」を頒布しました。今はBOOTHからも読めます。
- 本ブログのホスト先をFirebase HostingからNetlifyに移管していました。
- 書いたブログ記事は1本で、お知らせだけでした。
2022年10月
- Truthによるアサーション入門とMockkによるモック入門を必死に書いてました。上述の「Android ユニットテスト ヒッチハイク・ガイド」で書き残した内容です。
- 上述の薄い本の執筆で難儀した経験から、ThinkPad X1 CarbonのOSをUbuntuからWindows 11に入れ替えてました。
- AndroidのClean Architectureのサンプルコードを頑張って書いていました。
- 読んだ本は主に以下の2冊です。
- Android Clean Architecture
- Clean Architecture for Android
- 書いたブログ記事は2本ですが、どちらも大変でした。
2022年11月
- 引き続き、上述のClean Architectureのサンプルコードを書いて、最後にブログ記事にまとめました。この月に書いたブログ記事はこの1本だけでした。
- 技術書典13で頒布した薄い本をvivliostyleというCSS組版の仕組みを使って組版し直していました。次の薄い本を書く時は、vivliostyleが使えそうです。
- 認定スクラムデベロッパーになりました。
2022年12月
- Forkwellさんにインタビューされた記事が公開されました。
- JavaScript / TypeScriptでマインスイーパーを作ってました。
- 主に読んだ本は以下の1冊。今年はソフトウェアの設計に関する本がたくさん出版されましたね。
- ちょうぜつソフトウェア設計入門
- 書いたブログ記事は2本で、どちらもアドベントカレンダーの記事でした。
まとめ
いろいろなことを学んだ年でした。インプット・アウトプットのバランスよく、消化できたような気がしています。また、仕事を通じた自分の成長は重視せずに現職に転職しましたが、結果としてたくさんの成長機会を得られた感じがします。Androidアプリエンジニアとして、来年はさらに成長できる予感がしています。
来年の課題としては、Androidアプリの設計、テスト、CI/CDあたりを主軸に知識・スキルを身につけつつ、OSSに貢献したり(毎年言ってる気がする)、コンテナ技術やインフラの知識の習得も進めたい(これも毎年言ってる気がする)です。あとは、また来年も薄い本を出したいですね。
それでは、良いお年を。
書いている人 😎

茨城県つくば市在住のモバイルアプリケーションアーキテクト(Androidが得意です)。モバイルアプリのアーキテクチャ、自動テスト、CI/CDに興味があります。いわゆる「レガシーコード」のリファクタリング・リアーキテクチャが好きです。
👉 もっと詳しく
著書 ✍
Android 依存性注入 ヒッチハイク・ガイド🧳
Androidアプリでの依存性注入(Dependency Injection)に入門するためのガイダンスです。依存性注入の概念やメリットを理解し、Dagger Hiltを用いてAndroidアプリに適用する方法を解説しています。
ソフトウェアデザイン 2023年6月号📚
特集「クリーンアーキテクチャとは何か?」の第5章「モバイルアプリ開発における実践」を執筆しました。
Android クリーンアーキテクチャ ヒッチハイク・ガイド🧳
Androidアプリでのクリーンアーキテクチャに入門するためのガイダンスです。クリーンアーキテクチャの概念を理解し、Androidアプリに適用する方法を解説しています。
Android ユニットテスト ヒッチハイク・ガイド🧳
Androidアプリのユニットテストに入門するためのガイダンスです。初学者が混乱せずにAndroidアプリのユニットテストを書き始めることができる、ということを目的としています。
Android MVVMアーキテクチャ入門🛠
Androidアプリ開発の初学者に向けた、MVVM(Model-View-ViewModel)アーキテクチャの入門書を書きました。初学者の方を確実にネクストレベルに引き上げる技術書です。NextPublishingより出版されています。