「自作ゲーライフ 個人スマフォゲームアプリのマネタイズ本」を読んだ感想

自作ゲーライフ〜個人スマフォゲームアプリのマネタイズ本〜」を読みました。

「自作ゲーライフ」を書いているのは、スマートフォン向けのゲームアプリの開発・運営で生活されている方で、本書ではそのノウハウが公開されています。スマートフォンアプリのマネタイズ手法が詳しく解説されていて、とても参考になりました。

スマホアプリの作り方やゲームの作り方についてはたくさんの情報があるんですが、アプリを作って生活している方のリアルな情報は貴重なんですよね。

スマートフォン向けのゲームアプリに限らず、一般的なスマホアプリのマネタイズについては「プログラムもできない僕はこうしてアプリで月に1000万円稼いだ」も参考になります。

【読書感想文】プログラムもできない僕はこうしてアプリで月に1000万円稼いだ | Androidアプリ開発@つくばの日記

アプリの評価を上げる方法

アプリのマネタイズに関してダウンロード数が重要なのは当然なんですが、アプリのダウンロード数を増やすためにはアプリの評価を上げるのが効果的ですね。

アプリの評価を上げるための方法について、本書では2つのことを言っています。

★が下がっているレビューの不具合報告をすべてなおす

レビューの★数を増やす工程より先に、レビュー自体が増えるようにしておく(注:いたずらによる★1で評価がガクッと下がってしまうため)

不具合を地道に直す必要があるのは当然として、レビューが増える仕組みの作り方については工夫のしどころですね。「自作ゲーライフ」では、レビューを増やす仕組みの作り方、またレビューで高い評価を促す方法について詳しく解説されています。

広告の表示方法

最近は無料のアプリに広告を表示させることでマネタイズするゲームアプリが多いんですが、この辺りのノウハウについても公開されていて良いです。

ゲームアプリの広告というと大きく3つに分けることができて、バナー広告、リワード広告、自分の開発した他のアプリの広告です。

リワード広告というと動画でそこそこの長さの広告をユーザーに見せるやつなんですが、これはうまくやらないとなかなか見てくれませんね。このリワード広告をうまくやる方法、例えば広告を表示するタイミングであるとか、ゲームの世界観に動画広告を取り込んでいく方法であるとか、実際にやってみないとわからないところが解説されています。貴重なノウハウですね。

あと自分の開発した他のアプリを紹介して、アプリを連携させてダウンロードを増やすことの重要性があちこちで強調されていました。良質なアプリを量産することは、他のアプリにユーザーを誘導できるのでとても重要であるとも書かれています。この辺の話については、「プログラムもできない僕はこうしてアプリで月に1000万円稼いだ」でも嫌になるくらい強調されていましたね。

ゲーム内課金

ゲーム内課金についても、どういうアイテム課金であれば売り上げを伸ばせるのか、課金に至る心理的なハードルをどのようにクリアするのか、といった貴重なノウハウが書かれています。

課金金額の分布についてもリアルなところが書かれているので、どういう価格帯でアイテム課金を展開していけば良いのか、参考になると思います。たまに高額の課金を連続でしてくれる「石油王」が出現するので、高額のアイテムを作っておくと良いとも書いてあります。

ゲーム内課金の話では、大量に課金してくれる「廃課金者」が3人いれば1年間は食うに困らない、という話が面白かったです…。

開発費用

これからスマートフォン向けのゲームアプリを開発しようとしている人はとても気になるのが、開発費用はいくらくらいかかるのか、ということだと思います。

本書の作者の方は、プログラミングを自分で行い、素材は無料のものを使っているので、狭い意味での開発費用は0円とのこと。

ただし他に必要な費用として、サーバー代(格安のレンタルサーバーを何台か借りて月3,000円くらい)、Adobe関係の費用、Android端末とiOS端末の通信費用、Apple関係の費用など、月34,000円程度が必要みたいです。これくらいでいいんだ!って思いました。

あとオフィスを持たないことの重要性が強調されていました。オフィスの維持には結構お金がかかりますからね。オフィスを持つ代わりにコワーキングスペースや喫茶店の利用を勧めています。作者の方は秋葉原の喫茶店を移動しながら開発しているとのこと。

秋葉原の喫茶店

ということで秋葉原の喫茶店に詳しい作者の方が、開発のできる秋葉原の喫茶店を大量に紹介しています。だいたい30軒くらいの喫茶店がレビューされていて、すごい気合いが入った章になっています。

わたくしも秋葉原の喫茶店は結構利用していますが、レビューされている中で利用したことのある喫茶店は半分以下といったところです。この喫茶店はいいよねとか、この喫茶店は知らなかったなとか、一番共感しながら読めた部分ですね。

秋葉原を頻繁に利用する方なら、すごい参考になると思います!

ちなみにわたくしのオススメの、というか良く利用するカフェは、ヨドバシ横のベローチェと岩本町の方にあるドトールです。日比谷線に乗って上野まで2駅ほど移動し、JRとかのない方にある東京メトロの地味な改札を出てすぐの上島珈琲も穴場だと思います。あと、万世の一階にあった喫茶店がいつの間にかスリーエフになっていたのは悲しかったですね…。

最後はちょっと話が逸れましたが、自作ゲーライフ、個人でスマホのアプリを開発している人にオススメしたい本です!

シェアしてもらえるとうれしいです。゚(´っωc`)゚。