「アプリ・ゲームプランナー完全マニュアル」を読んだ感想

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こんばんは、okuzawatsです。
地味にゲームアプリを作っています。

アプリ・ゲームプランナー完全マニュアル」という、ゲームアプリの企画からリリースまでを開設した本を読んだので、その感想を書いていきます。

単刀直入に言えば、ゲーム業界の経験がなくて、ゲームアプリを作りたい人・作っている人は、ぜひとも読むべき本だと思いました。
ゲームアプリを作り始めるところから公開するところまで、詳しい手順が書かれていて、それをこの値段で読めるのはありがたすぎです。

また、わたくしはプログラマーなのでどうしてもすぐにプログラムを書き始めてしまうのですが、売れるゲームアプリを作るためには、それ以前にやらなければならないことがたくさんあることが理解できて良かったです。

ゲームを作る前に

ゲーム作りに一番必要なものは「ゲームに対する情熱や愛する気持ち」だと思っています。
しかし、実際問題、専門知識や技術がなければそれを体現するのが難しいのもまた事実です。

それは例えば、業界の外には出てこない専門知識であったり、ゲームプランナーを目指すために必要な企画書の書き方だったり、ゲーム制作のためにたくさん作らなければならない各種仕様書の書き方などです。
それらを独力で身に付けるのは意外に難しく、普段から四苦八苦されている方も多いのではと思います。

本書はそういったゲームプランナー特有である、誰も教えてくれない「目には見えない技術、知識」を中心にまとめています。
「ゲームを作りたい!」「ゲーム業界に入りたい!」と思っている皆さまに、楽しくお読みいただけたら幸いです。

出典:アプリ・ゲームプランナー完全マニュアル、p.4

このように書いてあるとおり、本書はゲーム業界の経験がない人が、ゲームの企画をして、リリースするまでに必要な知識を体系的にまとめた本です。

ゲーム業界の経験がないと、ゲームを作ると言っても何をしていいかわかりません。
わからないので、とりあえず手を動かしてゲームを作り始めてしまいます。

売れるゲームを作るためには、それではダメであると本書は言っています。
それがゲームプランニング、すなわちゲームの企画です。
プログラムを書いてゲームを作る、ということ以外に、企画書の作成、仕様概要書の作成、仕様書の作成、データ設計書の作成...など、たくさんのやることがあります。

本書は、その「たくさんのやること」について開設している本です。

どの技術を選べば良いか

どの技術を覚えるか、それは自分の時間をその技術に投資するということです。
未来を読むことは大変難しい話になってくるので、自分がどういうスキルセットになりたいか、どういう活躍をしていきたいか、それを基に慎重に考えていくのがよいでしょう。

出典:アプリ・ゲームプランナー完全マニュアル、p.42

ゲームを作る、と言っても、そのためのツールは無数にあります。

例えば、一昔前だったらcocos-2dかUnityかな、今ならUnityかUnreal Engineかな、みたいなトレンドがあります。

ツールの選択をすることは、そのツールに対する学習コストを支払うということです。
それはお金であったり、学習にかかる時間だったりするわけです。
既に習熟しているツールがあれば、ツールの乗り換えは本来開発に当てられたリソース(お金、時間など)を新しいツールの学習に対して支払うことになります。

ゲームを作り始める時や、新しい技術を身につけようという時には、どの技術を選ぶのか熟慮が必要になるでしょう。
新しい技術は楽しそうに見えて飛びつきがちな自分としては、このあたり自戒したいと思いました。

個人で作ったゲームで企業からお金をもらう

  1. 広告収入
  2. ゲームそのものを企業などに買ってもらう
  3. 個人で作ったゲームでお客様からお金をもらう
  4. 出資を募る

個人で作ったゲームでお金を稼ぐには、上記の4つの方法があると本書は書いています。

1は無料ゲーム+広告モデルで、とても入りやすい稼ぎ方ですね。
3も買い切りモデルやアプリ内課金モデルで、割と入りやすいです。

2、4は手間がかかりますが、まとまったお金が入るという利点があります。

作りたいゲームはどのような収益モデルとマッチするのか、ゲームを作り始める前にしっかりと考えるべき点ですね。

ゲームができるまで

後半では全18レベルにわたって、ゲームの企画を生み出すところから、企画のプレゼンテーション、ゲームの開発と進行管理、そしてゲーム完成までの道程を、実際のゲーム制作と同じような時間の流れに沿ってご紹介したいと思います。

ゲームの企画はどんな風に考えれば良いのか?プレゼンテーションって何?
企画書と仕様書の違いは?
ゲームプランナーってほかにもどんな仕事をしているの?
そういった様々な疑問にひとつひとつお答えしながら、1本のゲームが完成していくまでの様子を疑似体験できるようになっています。

出典:アプリ・ゲームプランナー完全マニュアル、p.76

本書の後半では、「ゲームができるまで」と称して、実際にゲームを作るための手順を18ステップで解説しています。

わたくしとしては、本書の最大の価値は後半の「レベル8 仕様書を作ろう!」にあると思っています。
「レベル8 仕様書を作ろう!」では、架空のゲームの仕様書が示されていて、これがとても参考になります。
この仕様書だけでも本書を買う価値はあります。

この仕様書は、名称、概要から始まり、基本フロー図、シーケンス図、画面・操作仕様と続く、そこそこ詳しいものです。
実際にゲームを作る時は、この程度の仕様書は絶対に必要だろうなあという感じです。

ゲーム業界に経験がないわたくしとしては、どういった仕様を考え、どういったドキュメントに落とし込まなければならないのかがわかりません。
そのあたりを考えるのに、この仕様書がとても参考になると感じました。
こういうドキュメントを整理しないと、「動いているものが仕様」みたいな状態になってしまって、大変よろしくないです。

「アプリ・ゲームプランナー完全マニュアル」を読んだ感想まとめ

以上、「アプリ・ゲームプランナー完全マニュアル」を読んだ感想をかいつまんで書きました。

本書は現役のゲームプランナーの方が、ゲーム業界未経験の人向けに書いた本です。
実際、ゲーム業界未経験のわたくしにとっても、ゲームを作る上でとても参考になる本であると感じました。

ゲームアプリを作ろうとしている人、作っているけどイマイチ手応えを感じていない人に読んでもらいたい内容です。
また、これからゲーム業界を目指す人にもオススメですね。

わたくしも頑張ってゲームを作っていきたい所存です。
以上、よろしくお願いします。

茨城県つくば市在住のAndroidアプリエンジニアです。

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