「インベスターZ」第1巻を読んだ感想

モーニングで連載中の「インベスターZ」の第1巻を読んだ感想を書きます。

本作は、中高一貫の男子校に入学した財前孝史(ざいぜんたかし)という少年が無理矢理「投資部」なる部活動をさせられるハメになり、投資の世界に入っていく物語です。なお、インベスターZの「Z」は「財前」のイニシャルに由来するとのこと。

作者は三田紀房(みたのりふさ)。東大受験を題材にしたドラゴン桜、その続編・外伝的な位置付けで転職エージェントの仕事を題材にしたエンゼルバンクなどの作品が有名です。

「インベスターZ」第1巻のあらすじ

インベスターZの第1巻を要約してみると、こういった感じになります。

  • 主人公の財前孝史が中高一貫校(北海道、男子校、進学校)の道塾学園に入学する。財前は学年トップの成績で入学したため、各学年(中学一年〜高校三年)の成績トップ入学者6名で構成される投資部へ半強制的に入部させられる。
  • この道塾学園は学費が無料である。それは、投資部が学園の資産を運用して得た利益を原資としているため。この方針は、開学の祖・藤田金七の理念「学校運営にかかる費用は資産運用の利益で賄い、学外から一切の援助を受けない」を受けたものである。
  • 投資部は130年間にわたって投資を続けてきており、現在の運用資産は3,000億円である。投資部の目標は、学園の資産3,000億円から年8%・240億円の利益を得ること、学園の資産を増やして次世代に渡すことである。
  • 投資部に入部した財前は、資産の一部(100億円)の運用を任されるも暴走し、投資部の先輩と一悶着を起こす。

本巻において財前は、早速100億円の運用を任されます。本巻における財前の投資活動の内容はこういった感じです。

  • 先輩から「投資はカンと度胸だけのギャンブル」と煽られ、上場来最安値をつけていたソーシャルゲーム(ソシャゲー)株の「ゲーキチ」にとりあえず30億円ほど突っ込む*1。
  • 先輩からリスクが高すぎると叱られるも、俺が上がると思ってるから上がるんだと突っぱねる。
  • 投資部主将の神代から、「投資は最終的に運で決まるけど、運が向いてきた時により良い成果をあげられるように戦略を練っておくことも大事だよ」とたしなめられる。
  • 翌日、ゲーキチ株が10.1%上昇。先輩にさっさと売れと煽られる*2。幻覚には「調子に乗るな」と怒られる。
  • 授業中に麻雀の勉強をする。

「インベスターZ」第1巻を読んだ感想

三田紀房らしい作風が健在で、とても面白く読みました。

資産運用によって学校の運営費用を捻出することが投資部の目的なのですが、彼らは、どうやらデイトレードやスイングトレードのような手法を得意としているように見えます。投資部の目的に照らして年金運用のようなスタイルをとっているのかと想像していたのですが、意外な印象を受けました。

物語としては、ファイナンスや経済史などの知識を物語の進行をからませており、ビジネスマン向けの読み物としてはなかなか面白いと思います。ただ、これを読んで投資がうまくいくかどうかは、まだちょっと良くわからないです。

マンガとしてはとても面白いので、2巻以降についても順次感想を書いて参りたい所存です。よろしくお願いします。

続きはこちら。

「インベスターZ」第2巻を読んだ感想 | Androidアプリ開発@つくばの日記

*1:現実の世界では、ソーシャルゲーム大手のガンホーオンラインエンタテイメントの時価総額が本日時点で約6,048億円、9月5日の売買代金が約40億円。ソーシャルゲーム中堅のKlabの時価総額が本日時点で約675億円、9月5日の売買代金が約95億円でした。ひとりで30億円も買えるのでしょうか。

*2:30億円×110%=33億円。それだけの買いがあるのでしょうか。

シェアしてもらえるとうれしいです。゚(´っωc`)゚。