「インベスターZ」第5巻を読んだ感想

モーニングにおいて連載中のインベスターZ第5巻の感想を書いていきます。

インベスターZの第4巻の感想はこちら。

「インベスターZ」第4巻を読んだ感想 | Androidアプリ開発@つくばの日記

「インベスターZ」第5巻のあらすじ

  • 投資部の活動(麻雀)中、「ロクルート」が子会社の「メディアカントリー」を売却するというニュースがある。
    • 投資部の先輩達は、「ロクルートは本業で順調に黒字を続けているが、それが優良子会社を売るのはおかしい。経営不振になりつつあって、高く売れるうちに子会社を売っておこうということか?そうであれば、ロクルート株は売りだ」と考える。
    • これに対して財前は、この子会社売却は三ヶ月前に交代した新しい経営トップの戦略的な判断であり、ロクルートは買いであると主張する。
    • 経営トップは、三ヶ月前に孫子を引いて「彼を知り己を知れば百戦してあやうからず」とツイッターに投稿していた。これは、本来の事業分野とそうでないものに分けて、選択と集中を強力に進めていくという経営陣の意思表明だったのだ、こういう経営陣なら業績向上も期待できるのだ、というのが財前の主張である。
  • 次の日、投資部主将の神代のもとに、テニスで神代に負かされて自身を喪失したテニス部員が訪れる。
    • 神代は、テニス部員が負けたのはテニス部員が全てを上手くやろうとしていたからだ、と説く。
    • 成功する時は、やらないことはやらないと決めた時。逆にあれもこれもやることを増やしてしまうのは決断できていない時。全てを完璧にこなすことはできないので、必ず失敗する…。
    • 何かひとつ、これと決めたものがあって自信が生まれれば、それで十分じゃないか。
  • 日露戦争当時にタイムスリップする(夢オチ)。
  • 食堂で知らない先輩と揉める。

「インベスターZ」第5巻を読んだ感想

インベスターZの5巻のテーマのひとつは、「選択と集中」でした。

バブルの頃でしょうか。日本企業においては経営の多角化が叫ばれ、コングロマリッド的・総花的経営がなされていました。バブル崩壊の頃から、今度は「選択と集中」が叫ばれ始め、リストラクチャの嵐が吹き荒れることになったのです。

「選択と集中」と言うのは簡単ですが、行うのは簡単ではありません。将来、どのような事業が拡大するかは事前にはわかりませんし、わかったとしてもリストラクチャを進めるのは大変です。社員の解雇は経営陣・管理者層にガッツが求められます。社員に対する求心力も低下します。それでも、一般的にはリストラクチャを進めた方が株価は上がることになっているようです。

赤字の事業を切り離すことができればバランスシートは改善しますし、収益も多分に向上するでしょう。しかしながら、もしかしたらリストラクチャを行った会社で最も評価されるのは、経営陣の実行力なのかもしれません。

始めから余計な事業を行わない、自社の強みを活かした事業しか行わないと決めていたとしても、事業を行っている限り、どこかで新しい分野にチャレンジすることが求められるでしょう。そういったときに、どのように「選択と集中」を行うのか。これは、外野が見ている以上に、経営陣にとっては難しい舵取りとなると思います。

投資家としては、必要なチャレンジはしつつも、自社の強みを活かして「選択と集中」ができている企業を選ぶ目を養わなければならないと思います。

続きはこちら。

「インベスターZ」第6巻を読んだ感想 | Androidアプリ開発@つくばの日記

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