「インベスターZ」第6巻を読んだ感想

モーニングにおいて連載中のインベスターZ第6巻の感想を書いていきます。

インベスターZの第5巻の感想はこちら。

「インベスターZ」第5巻を読んだ感想 | Androidアプリ開発@つくばの日記

「インベスターZ」第6巻のあらすじ

  • 母方の祖父から、旭川にロケットを打ち上げている会社があるから打ち上げを見に行こうと誘われる(注:財前は北海道在住)。調べてみると、そのベンチャー企業の社長は投資部のOBであるということが判明する。
    • 投資部の先輩から、「そういえばベンチャー投資はどうなっているのか?」という質問され、まだ一円も投資できていないとバツが悪そうに答える財前。
    • 投資部主将の神代からベンチャーについて何もわかっていないことを見抜かれ、ロケットの打ち上げをしているベンチャー企業の社長に会い、ベンチャーについて学んでくるよう命じられる。
  • ベンチャー企業の社長に会った財前。ロケットの開発は他社でも進んでいるのではないか、他社に先を越される心配はないかと質問する。
    • ベンチャー企業はファーストペンギンになれる。ファーストペンギンとは、群れの中から最初に海に飛び込むペンギンのこと。ベンチャー事業で成功するということは、ファーストペンギンになるということである。
    • 海の中では何があるかわからない。ファーストペンギンにはリスクがあるが、それでもリスクを冒して飛び込むのがファーストペンギンだ。
    • ファーストペンギンが飛び込んで安全だとわかると他のペンギン達も飛び込むが、魚を奪い合う激しい競争になる。後から飛び込んだペンギンには魚にありつけないものもいる。リスクを冒してはじめに飛び込んだペンギンは丸々と太り子孫を残すことができる。
  • ベンチャー企業の社長の人間の大きさに感服した財前。「こういう人に投資したい、するべきだ」と思い、資金を提供したいと申し出たが、「いらねえよ、お前の金なんか」とにべなくはねつけられる。
    • 勝つとか負けるとかが口癖になってる投資家は最悪である。こういう投資家は、ちょっと勝つとすぐにリターンを求める。すると短期的なビジネスで勝つことが目的になってしまう。
    • ベンチャー事業は文字どおり冒険である。広い心を持った、未来を見通せる人でなければ一緒に冒険はできない。
    • そもそも、同じ事業をやっている人たちは敵ではなく、同じ夢を持った仲間である。その中の誰が成功しても構わない。
    • 世界は広い。競争とか、勝負とかはバカらしい。投資をするなら、もっと大きな視点でモノを見ること、もっとデッカイ人間になること。

「インベスターZ」第6巻を読んだ感想

会社の立ち上げ期に誰からどのような形でお金を入れるのかというのは、ベンチャー企業の経営者にとってとても重要な問題です。反社・反資のお金は論外ですが、ベンチャーキャピタルからのお金を入れることについても賛否が分かれるところです。要は、経営陣と資金の出し手の目的・目標が一致していて、かつ投資の条件も合致していなければ、ベンチャー経営者にとってみれば資金を受け入れることは難しいということです。

インベスターZの4巻の書評で、わたくしはこう書きました。

ベンチャー投資といっても色々あると思うんですが、どういう感じの投資になるのでしょうか。アーリーステージのベンチャー企業であれば資金の出し手を選ぶと思いますし、上場した後のベンチャー企業にはあまりうまみがないような気がします。
(出典:「インベスターZ」第4巻を読んだ感想 | Androidアプリ開発@つくばの日記

インベスターZの6巻では、財前からの出資のオファーに対して、ベンチャー企業側から断りを入れられる形になりました。財前は、自分の認識の甘さを反省し、次の機会を探すこととなりました。他に志を同じくする会社があればそこに投資するかもしれませんし、しないかもしれません。これはストーリーが進むのを楽しみに待つしかないので、楽しみに待ちたいところです。

こういう風に、ひとつひとつのアクションをきちっと描いてくれるのは良いですね。読みながら、色々と考えさせられます。

続きはこちら。

「インベスターZ」第7巻を読んだ感想 | Androidアプリ開発@つくばの日記

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