Noobsを使ってRaspberry PiにOSをインストールする

Noobsを使ってRaspberry Pi(ラズベリーパイ)にOS(Raspbian)をインストールする方法を説明します。

Raspbian以外のOSの特徴については、以下の記事を読んでもらえると嬉しいです!

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)にOSをインストールする方法と各OSの特徴 | Androidアプリ開発@つくばの日記

NoobsはRaspberry Pi用のOSインストーラで、Raspberry Pi財団から配付されています。Noobsを使うことで、RaspbianをはじめとするいろいろなOSを、クリックだけでRaspberry Piにインストールすることができるようになります。

ちなみに、Noobsは“New Out Of the Box Software”の略です。“Out of the box”は「枠を超える」という意味ですので、(OSの)枠を超えたソフトウェアという意味合いでしょうか。

Noobsを使ってRaspberry PiにOSをインストールするために必要なものは、Noobsをダウンロードするためのインターネット接続とPC、およびNoobsを保存するためのマイクロSDカード(またはSDカード)が必要です。マイクロSDカードの容量は、最低でも4GBが必要です。

以下、Noobsを使ってRaspberry PiにOSをインストールする手順を解説します。

Noobsのダウンロード

はじめに、Raspberry PiのウェブサイトからNoobsをダウンロードします。以下のリンクからRaspberry Piのウェブサイトを開くことができます。

Raspberry Pi Downloads – Software for the Raspberry Pi

ここで注意したいのは、Noobsには二種類のバージョンが存在するということです。

NoobsとNoobs Lite

Noobsには、“Noobs”と“Noobs Lite”の二種類が存在します。

NOOBS is an easy operating system installer which contains Raspbian. It also provides a selection of alternative operating systems which are then downloaded from the internet and installed.

NOOBS Lite contains the same operating system installer without Raspbian pre-loaded. It provides the same operating system selection menu allowing Raspbian and other images to be downloaded and installed.

(出典:Raspberry Pi Downloads – Software for the Raspberry Pi

NoobsNoobs Liteの違いは、以下のとおりです。

Noobsでは、Noobsをダウンロードする時にOSもダウンロードされます。Raspberry Pi上でOSをスムーズにインストールすることができる点がメリットです。

これに対してNoobs Liteでは、OSのインストール時にOSのダウンロードが行われます。Noobs自体のファイルサイズが小さくて済むことがメリットです。OSのインストール時に、Raspberry PiをLANに接続しておく必要があります。

本日時点での最新版では、Noobs(Ver 1.4.1)が742MB、Noobs Lite(Ver 1.4)が21.7MBでした。

Zipファイルのダウンロード

Raspberry PiのウェブサイトからNoobsをダウンロードします。NoobsまたはNoobs Liteの“Download ZIP”をクリックして、ZIPファイルをPCに保存します。

Raspberry Pi Downloads – Software for the Raspberry Pi

Noobsのダウンロード

“Download Torrent”を選択するとtorrent形式でNoobsをダウンロードすることができますが、ZIPファイルでダウンロードする方が一般的でしょう。

ZIPファイルを解凍したら、中身をSDカードに保存する前にSDカードのフォーマットを行います。

SDカードのフォーマット

SDカードにNoobsをインストールする前に、SDカードのフォーマットを行います。

「SDフォーマッター」を使ったSDカードのフォーマット

ここでは、SDアソシエーションの配付している「SDフォーマッター」を使ってSDカードのフォーマットを行います。現在、Windows版とMac版が配付されています。

SDフォーマッターは、以下のウェブサイトからダウンロードすることができます。

SD/SDHC/SDXC用 SDフォーマッター4.0 – SD Association

上記のウェブサイトにアクセスしたら、以下のようなボタンを探してダウンロードします。エンドユーザー使用許諾契約書に同意してダウンロード後、SDフォーマッターをインストールします。

SD Formatter

正しいドライブを選択していることを確認して、SDカードのフォーマットを実行します。

SDカードにNoobsをコピー

SDカードのフォーマットが終わったら、SDカードに解凍したNoobsまたはNoobs Liteの中身をコピーします。解凍したファイルの中身の全てをコピーする必要があります。

Noobsの起動

NoobsをコピーしたSDカードをRaspberry Piに挿入して、Raspberry Piを起動するとOSのインストールが始まります。この時、Raspberry Piにディスプレイ、キーボード、マウスをあらかじめ接続しておきます。

NoobsによるOSのインストール

Raspbianを選択して“Install”をクリックすると、Raspbianのインストールが始まります。

NoobsによるOSのインストール

「実行するとSDカード上の全てのデータは消えてしまいます」といった意味合いの警告が出ます。“Yes”をクリックしてインストールを継続します。

Raspbianの起動

しばらくすると初期設定画面が表示されます。このまま起動しても良いですが、いくつか設定をしておくと便利です。

Raspberry Piの初期設定

以下の順序で初期設定を行います。

  • 「2 Change User Password」からパスワードの変更(デフォルトでは、ユーザ「pi」、パスワード「raspberry」が設定されています。)
  • 「4 Internationalisation Options」から、「I1 Change Locale」→「ja_JP.UTF-8 UTF-8」→「ja_J.UTF-8」を選択
  • 「4 Internationalisation Options」から、「I2 Change Timezone」→「Asia」→「Tokyo」を選択

設定が終わったら、“Setup Options”の画面から“Finish”を選択し、初期設定を終了します。

コンソール画面が表示されたら、“startx”と入力するとRaspbianのデスクトップ画面が表示されます。

これで、Noobsを使ったRaspbianのインストールは終了です。

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